寒さの原因は「断熱性」
私たちが室内で寒さを感じるのは、外気温だけでなく冷たい外気が窓や壁、床下などを伝ってくることが主な原因です。窓からのすきま風や、床下の底冷えなどで建物を冷やしてしまっているのです。
こうした窓や壁、床、屋根などからの「冷気の侵入」や「熱の流出」を防ぐために、住宅の「断熱性」が重要となります。
断熱性能が低い場合、暖房やヒーターで室内を温めても、暖かい空気が外部へと流出してしまいます。部屋がなかなか暖まらないだけでなく、部屋を暖めようと暖房器具がフル稼働するため、光熱費が高くなる原因にもなります。
夏場の冷房も同じことが言えます。
冷暖房のコストをおさえて、お部屋を暖かく快適に過ごすためには、断熱性に優れた住まいづくりが大切です。
UA値とは
UA値とは「外皮平均熱貫流率」のことで「どれくらいの熱量が家の外へ逃げやすいか」を表す数値です。
建物内部の床や壁、屋根、開口部などから外部へ逃げる熱量を外皮等の面積全体で平均した値で、断熱性を比べる指標になる数値といえます。
数値が小さいほど熱が逃げにくく「省エネルギー性能が高い住宅」であることを示します。
その数値の表し方の基準として3種類あります。
■ 国土交通省 住宅品格法で定める 省エネルギー基準 断熱等性能等級(等級1~等級7 )
■ 経済産業省が定める ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス (いわゆるゼッチ(ZEH))
■ 民間基準 HEAT20 G1~G3
「HEAT20」は省エネだけではなく、「健康基準」とも言われており、住む人が健康に暮らせる断熱性能の基準です。冬期間室内の体感温度を10℃~15℃以上に保つとされていますので、ヒートショックの危険性も減少します。
断熱等級が上がると室内環境が快適になる
断熱等性能等級が上がるということはUA値が小さくなるということ。つまり、室内と外気の熱の出入りがしにくい、外気の温度が室内に伝わりにくい、ということになります。これは、エアコンを無駄なく効率的に使えるという意味でもあります。
等級7 | 暖冷房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね40%削減可能なレベルの性能。
等級6 | 暖冷房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね30%削減可能なレベルの性能。
等級5 | 断熱材や窓ガラスなどは、断熱等性能等級4以上に高いレベルの断熱が必要となる。
等級4 | 壁や天井だけでなく、開口部(窓や玄関ドア)なども断熱が必要となる。
等級3 | 一定レベルの省エネ性能を確保。
等級2 | 40年前の基準なので省エネのレベルは低い。
等級1 | 上記以外